当店では満50歳以上の方は原則として医師による健康診断書の提出をお願いしております。
その理由や具体的な項目の説明など詳細をこのページにまとめました。
50代や60代の方から「ダイビングを続けてきたけど初めて診断書を求められた」という声も多くなってきましたので、よろしければこちらのページをご覧頂き、方針についてご理解していただけたらと思います。

満50歳以上の方に原則として医師による健康診断書の提出をお願いする理由

これまでですと、65歳以上で診断書を求められるケースが多いのではないでしょうか。
しかし、近年40代以上の方のダイビング関連の事故が増えてきている、日本のダイバーの高齢化等もあり、お客様にかける傷害保険会社の規定が年々厳しくなってきている傾向にあります。

もちろん事故が起きないように日々安全第一でご案内できるよう努めますが、万が一、事故が起きてしまった場合に事後的に健康診断書を提出していただくとか、解剖による死体検案等によりダイビングを行うのに適した健康体であったこと、疾病による影響が無かったことを証明していただく必要があります。

ダイビングサービス側が加入する保険団体の規定にもよりますが、そういった理由から当店では「満50歳以上の方に原則として医師による健康診断書の提出」をお願いしております。

提出する必要があるかどうかの判断 ダイバーメディカル|参加者チェックシートの見方について

まず、ダイバーメディカル|参加者チェックシートは合計3枚で構成されております。
1枚目に記載されている以下いずれかの項目に該当する方は、1枚目と2枚目の記入、そして3枚目に医師による署名をもらう必要があります。

・中程度の運動(例えば、1.6kmを14分で歩く、あるいは、200mを止まらずに泳ぐ)をするのに苦労する。または、過去12ヶ月の間に適性あるいは健康上の理由で、通常の身体活動に参加することができなかったことがある。
・12ヶ月以内に手術を受けた。または、過去の手術に関係する問題が継続している。
・処方薬を服用している(避妊薬、あるいは、メフロキン(ラリアム)以外の抗マラリア薬は除く)。

また、1枚目記載の以下いずれかの項目に該当する方は、2枚目記載の項目もチェックして頂き、1つでも「はい」がついた場合は3枚目に医師による署名をもらう必要があります。

・これまでに、通常の肉体的あるいは精神的能力に影響するような、肺、呼吸、心臓、血液の問題があったことがある。
・45歳を超えている。
・目、耳、または、鼻腔/副鼻腔に問題があったことがある。
・意識を失ったこと、偏頭痛、けいれん、脳卒中、頭部の重傷、持続性の神経傷害あるいは疾病になったことがある。
・現在、精神科的疾患、人格障害、パニック発作、あるいは、薬物やアルコール依存症で治療中。(あるいは、過去5年以内に治療が必要)。または、学習障害あるいは発達障害と診断されたことがある。
・腰痛、あるいは、ヘルニア、潰瘍、糖尿病になったことがある。
・胃や腸に、最近の下痢も含めて、問題があったことがあります

以上の質問が、「ダイバーメディカル|参加者チェックシート」には記載されております。
参加される前には目を通して頂き、必要であれば医師による署名をもらい、参加当日提出して頂きますようお願い致します。

よくある質問

Q.病院はどこに行けばいいのでしょうか?

A.かかりつけの医師がいらっしゃれば、その医師へご相談ください。特にかかりつけの医師などがいらっしゃらない場合は、最寄りの病院の内科へご相談ください。
病院や医師によっては診察してくれない場合もありますので、事前に「ダイビングの健康診断書にサインにしてほしい」との旨、ご確認の上、受診されてください。
医師向けダイビングメディカルガイドライン

Q.50歳以上です。他店では医師のサイン入り診断書の提出を求められたことがないのですが必要でしょうか?

A.一般的に他店では50歳以上であっても質問項目に「YES」がない限りは医師のサイン入りの診断書の提出を求められることはない場合もございます。
お手数をお掛けいたしますが、安全にご案内するためですのでご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

Q.会社で受けた健康診断の結果ではダメですか?

A.「ダイバーメディカル|参加者チェックシート」は、ダイビングをするにあたっての健康状態についてお伺いするものです。他の健康診断ではそのようなダイビング特有の危険性について考慮されていないことがあるため、申し訳ありませんが認めることができません。

Q.診断書の作成にかかる費用はどのくらいかかりますか?

A.病院によって違いがあると思いますので、直接病院にお問い合わせください。
問診のみで1,500円程度の場合もありますが、問診結果次第で検査機器を使用することがあるため、5,000円~7,000円かかる場合もあるようです。
事前にかかる費用について確認してからの受診をおすすめします。

まとめ

以上、参加するにあたって、提出が必要になる場合がございますので、特に45歳以上の方は該当する項目がないかご確認をお願いします。

サービスの提供側ができること、お客様自身で行って頂くこと、両方がそろって安全に楽しくご案内できますので、ご理解とご協力をお願い致します。

よろしければ以下のページもご覧ください。
安全にダイビング・シュノーケリングを楽しんでいただくために
当店が加入している保険について