コラム

ダイビングショップの選び方と10のポイント【初心者にオススメ】

こんにちは、リープの新屋です。

いきなりですが、この記事を読んでいるあなたはどうやってダイビングショップを選んでいますか?

奄美大島では2022年現在、41店舗のダイビングショップがあります。
僕がかつて働いていた沖縄石垣島では、150店舗を超えるダイビングショップがあるそうです。(奄美と人口変わらないのに)

もし、あなたが「ダイビングショップってどうやって選んだらいいのかわからない」「HPとか見ても全部いいことしか書いていない、同じように見える」など思ったことがあるのであれば、この記事を一読して頂けると幸いです。

記事を読むことで、今のあなたにあった選ぶ基準や価値観を身につける=あなたにあったダイビングショップを選びやすくなる、といいなと思います。

▶︎ダイビングショップの情報の集め方

まず、どうやって情報を集めるのか、その手段について。

Google検索・Googlemap検索

とりあえずGoogleで「奄美大島 ダイビング」「奄美 ダイビングショップ おすすめ」とかで検索でしょうか。(勝手な考え)

検索して出てきたダイビングショップがたくさん、、、何ページまで見ますか?
大体1ページ目の上から5番目くらい、もしくは最初の1ページに記載されているところで決めるのではないでしょうか。

「広告」と表示されている場合は、そのダイビングショップさんが広告主となってGoogleに「広告出して〜」と出稿しています。

基本的にはみなさん、上から順番にチェックしていく場合が多いですよね。
いかに上位に表示されるかは、日々ダイビングショップさんが頭を悩ませている部分でもあります。

ブログ、SNS(Facebook,Instagram,Twitter,TikTok)

ここでは、お店ではなくダイバー(お店を利用した方)が書いたブログやSNSのことを指します。
特に個人の方が発信している内容については、消費者目線で書かれているので、率直な意見や感想が参考になる場合が多いと思います。

この記事もそうですが、ダイビングショップさんや各ポータルサイト、まとめ系などの記事ですと、「色々紹介したけど、最終的にはうちのサービスを選んでね」という誘導的な場合もあるので、その辺の見極めも必要になります。

雑誌・広告

最近は少なくなってしまいましたが、ダイビング雑誌や旅行雑誌、地方のフリーペーパーや広告媒体。
コロナ禍もあって、オンラインでの媒体も増えてきているように思います。

広告を出稿する場合は、もちろん広告主に都合の悪いことは書けないと思いますので、紙面は華やかですが信憑性に少しかける部分は出てきます。
また、広告出稿費を回収しなければならないので、その分多人数集客→広告で宣伝というパターンのお店だとオフシーズンでないと少人数でのんびりといったのは難しいかもしれません。

お店のHP、ブログ、SNS

絶対ここ!!というよりは、2~3つくらいの中でどこにしようかな?というパターンも多いのではないでしょうか。
だって行ったことないお店のことなんてわからないですしね。

HPについては、当店のように自作の個人事業主さんも多いでしょうし、大きめのショップさんですと、業者の方に依頼しているところもあるので、それぞれです。

HPの中で一番お店の色が出やすい(わかりやすい)のは、ブログとSNSだと思います。
ブログやSNSは外注することもほぼないでしょうし、オーナーさんやスタッフの方々が日々更新していることがほとんど。

文章の書き方や言葉遣い、写真や動画などを通してお店やダイビング、スタッフさんの雰囲気なども知ることができるので、すごく参考になると思います。

口コミ・お客様の声

最後に口コミ、お客様の声。
こちらに関しては、お店側が良い声だけを選別して載せることが可能なので、信憑性はなんともいえないところ。

Googleやポータルサイトなどの口コミについても、ゲストの方にお願いして載せてもらったりしている場合もありますし、そうすることでサイトの評価が上がる→口コミ多いといいお店(人間心理)→集客に繋げるという企業努力だったりもします。
なので、口コミが多い=絶対にあなたにあったお店とは限らないというのが個人的な意見です。

▶︎ダイビングショップを選ぶ10のポイント

では、ここからはダイビングショップを選ぶポイントについて。
わかりやすく10個にわけて紹介します。
この中で「今のあなたが大事にするポイント」を選んでみてください。

料金

料金については「とにかく安いところがいい!」という場合を除いて、大体その地域の平均価格があったりします。
安い=その分収益を出すために1人のインストラクターが大人数を案内しなければならないといった理由もあるので、安すぎるのにも理由があると思っていただければ。

特に大事だと思うのは、しっかりと料金表など具体的な料金表示をしていること、〇〇円〜などと価格幅がある場合はしっかり確認をすること。

奄美大島のような現地サービスではほぼあり得ない話だと思いますが、講習などに必要なレンタル器材代を含める、含めない総価格表示の違いもあったり、講習代は安いけど器材売りつけられた(絶対必要だと言われた)などの話もありますので、ご注意ください。

当店が属している龍郷町のダイビング組合では、メニューごとの最低価格という設定があるので、そういう意味では奄美のダイビングショップは安売りをしない=みんなで奄美を盛り上げていこうという気質があって好きです。

メニューごとの人数比

料金と重なる面もありますが、小規模&少人数制がいい場合は、自分が申し込みたいメニュー(ファンダイビング、体験ダイビングなど)の「1人のインストラクターが1チーム最大何名まで連れて行くのか」を聞くのはよいと思います。

というのも、当店でもうたっている「少人数制」という言葉、ショップさんによって定義はそれぞれ。
ファンダイビングだと1チーム3~4名のところもあれば6名というところもあります。
体験ダイビングは2名までというところもあれば4名というところもあります。
シュノーケリングは8名~10名、1人のインストラクターさんが連れて行くところもあります。

もちろんどこのショップさんも安全管理や対策はしていると思いますし、ゲストが1名だから安全で絶対事故はないというわけでもないのが現実です。
そこはどれだけ収益性を高めるかという価格と人数比とのバランスになってきますので企業の方針次第。

ただ、一度に連れて行くゲストの方は少なければ少ないほど、コミュニケーションがとりやすかったり安全性が高まるというメリットもありますので、スタッフ1~2名ほどの小さなダイビングショップさんはこちらを好む傾向があると思います。

施設の充実度

皆さんは施設にどのくらいの充実度を求めますか?

空港からのアクセスの良さや宿泊施設までの利便性、更衣室やシャワー施設の有無、ドライヤーや鏡、シャンプーリンスなどアメニティの充実、お昼ご飯が美味い、レストランが併設してる、お店の目の前が海、船がある港まで近い、船にトイレや日除けテントがついている、カメラのセッティングやケアに必要なものが揃っている、ダイビング後は温泉に浸かれる、支払いはカードやQRコード決済対応などなど

施設といっても数えればキリがないくらいあるので、その方なりのこだわりが見えてきやすい部分でもあります。
ダイビングに直接関わってくるものとしては、レンタル器材の綺麗さや清潔さなどでしょうか。

1日のスケジュール(1本ずつ帰港するのか1日2本~3本船に乗りっぱなしかなど)もそれぞれです。
気になる項目があれば事前に確認することもできますし、お店選びの参考にされてください。

スタッフの人数や雰囲気

奄美大島ではオーナーさん1人で操船からガイドまで全て切り盛りしているところも多いです。
スタッフさんがたくさんいるところは、それだけ対応できるメニューの幅も多いですし、それぞれのガイドスタイルや個性があります。

すごく表現が難しいのですが、オーナーさんやスタッフさんの雰囲気が合う合わないは重要視する方も多いのではないでしょうか。
同世代だったり同郷だったり好みや話し方、イケイケのオラオラ系、のんびりおっとり系、めちゃくちゃ面白い、話し上手、聞き上手、フォト派、マニアック系、安心感、同性だからこその共感や気配り、それぞれです。

あなたはどんなガイドさんが好きですか?
それがお店を選ぶポイントにもなります。

お店のダイビングスタイル

ダイビングスタイルってそれぞれです。
大物、ドリフト、魚の群れが好きなワイド派、風景や景色が好きな地形派、小さい生き物大好きのマクロ派、初心者向けの体験ダイビングやライセンス講習専門店、めちゃくちゃ写真が上手なフォト派など、簡単にはまとめきれないくらい。

ブログやSNSを見ると、オーナーさんやスタッフさんの興奮するポイント「これが楽しかった!」「これをオススメしたい!」というのがわかりやすいので、自分が好きな生物やどんなゲストの方を日々案内しているのかを時期によって判断しやすかったりします。

当店を例にとれば、「マンタみたいです!クジラみたいです!大物ドリフト大歓迎です!」と言う予約を頂いたとしても、「申し訳ありませんが観察できる可能性が低い(もしくはない)です」とか「それでしたら〇〇さんのところがおすすめです」となったりします。

この辺は、それぞれのお店の色でもありますので、なるべく今のご自身に合ったダイビングスタイルのショップさん(奄美大島に限らず)を見つけていただけたらと思います。

ガイドさんとの相性

先ほどのスタッフや人数の雰囲気の深堀りになりますが、個人的にはガイドさんとの相性ってすごく大事だと思ってます。

性格などの合う合わないもあるでしょうし、見たい生物を見せてくれる、行きたいポイントに連れて行ってくれる、いつも一緒に潜っているので、好みや安全面なども含めて分かってくれてる安心感など。

ダイビングショップをリピートしてくださるゲストの方の安心感の理由って様々だと思います。
サービス業ですし、ダイビングって人対人になりますので、いきなり行ったことないお店でここを判断するのは難しいでしょうが、かなり重要なのではないでしょうか。

アクセス・送迎の有無

旅行にあたって結構大事なのがアクセス。
「どんなに不便でも〇〇さんだから行きます!」なんていっていただけたら、それはそれで嬉しいのですが、
空港からのアクセス、ビーチポイントやボートポイントまでのアクセス、船があるなら港までの移動時間、宿泊施設までの送迎の有無は、人によっては重要視するのではないでしょうか。

特に車の免許を持たない、外国人の方など、制限があることで送迎付きのダイビングショップさんや宿を選ばれる方もいらっしゃると思います。

この辺は、宿泊施設と併設しているダイビングショップさん、スタッフが多いショップさんなどが対応範囲は広いです。
ワンオペのオーナーさん(当店も)だと物理的に送迎する時間が取れないことが多いのも事実ですので。

安全管理と対策

ダイビングには一定の危険性が伴うものです。
残圧の管理やはぐれた時の手順の説明、ポイントの特徴や注意点、水中生物の危険性、船に船長がいるかガイドと兼任か、いざという時用にAEDや純酸素があるか、スタッフが救急救命のスキルを持ち合わせているかなど。

ダイビング単体での安全管理という意味では、どこまで丁寧であるか、そもそも説明してくれるのかまで様々。
ですが、仮に海で(ボートで)事故が起きてしまった場合は、船長やスタッフが複数(最低でも2人)いることが望ましいです。

1人で操船もしながらAEDや心肺蘇生、緊急の連絡など様々なことに対応するのは困難。
こういった意味での安全性においては、当店含むワンオペダイビングショップの弱みでもあります。
(もちろんそうならないための対策や努力は最大限しますが)

アフターダイブ

朝の準備から送迎に始まり、ダイビングのガイドをして、夜はアフターという名の飲み会まで。
まさに「水商売」なわけですが、コロナ渦で落ち着いているとはいうものの、アフターの有無はそれぞれ。

毎回のようにゲストさんとご飯や飲み会は当たり前、というショップさんもありますし、全くそういったものはやってません、というショップさんもあります。

どこまで楽しませたい、楽しんでもらいたいという判断は人それぞれですし、自分やスタッフさんの勤務時間の長期化や拘束にもつながりますから、考え方の違いです。

ちなみに当店は飲み会や夜ご飯といった夜のお付き合いはしていない(時と場合によりますが)、完全に好みですね。

おまけ:ダイビングが好きか、愛があるか

最後は個人的に大事な部分だと思うのですが、そのお店のオーナーさんだったりスタッフさんが、ダイビングを好きであるか、楽しんでいるか、そして愛があるかということ。

ダイビング業界って、低賃金、長時間労働、肉体労働と正直ハードだと思うんです。(他のお仕事も大変かと思いますが)
「好きなことで生きていく」YouTuber じゃないですけど、好きじゃないとやってられない、好きでも続けていこうか迷う仕事なんじゃないかなーと(結構リアルな本音)

そんな中でも「ダイビングが好きだ!」という愛というか、うまく伝えられないけれども、そういうのが話していてわかる、伝わってくるガイドさんが僕は好きです。
そういった方にガイドして欲しいし、自分もそうでありたいと思います。

まとめ

値段が安くて、少人数で、豪華な船で、アットホームで、初心者に優しくて、レア物にも強く、繁忙期でも直前予約可能で、ガイドが良くて、希望のポイントに連れて行ってくれて、カメラにも詳しいetc・・・。残念ながら全てを兼ね備えたダイビングサービスは存在しません。

ネイチャー石垣島ダイビングサービス

今回記事を書くにあたり参考にさせて頂きましたが、「まさにその通り!」と思ってしまいました。

Booking.comのアンケートによると、日本の旅行者は「スタッフ」「清潔さ」「快適さ」この3要素を特に重視していることがわかったそうです。

ダイビングショップを運営するってめっちゃ大変やん、、、
と思ってしまいましたが、大変だからこそ喜んでいただけたらとてもうれしいんですよね。

飛行機代、ホテル代、食事代、レンタカー代、ダイビング代等、旅行ってそれだけたくさんお金もかかりますし、せっかく奄美大島を選んでお越し頂いたのも何かの縁、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

ちなみに新屋個人としては、ウミウシ大好きなので「見たいウミウシが見られる場所と時期とショップさんを調べる」という全然当てにならないざっくりとしたウミウシベースの選び方になっております。(適当すぎてすみません)
旬の食べ物を旬の時期に旬の場所へ食べに行く(できれば)という感じに似ていますね。

ということで、10月、11月と予約まだまだ空いてますので、リープにもぜひ遊びにきてくださいね。
最後は宣伝させていただきましたが、あなたにとって楽しめるダイビングショップが見つかりますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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