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陸ブログ

ダイビング用の水中スレートを使いやすいように対策してみた。

*当ページはプロモーションが含まれています。

こんにちは、リープの新屋です。

今までガイド用に色んな水中スレートを使っては替え、使っては替えを繰り返しておりました。

奄美大島でガイドをするようになってから「水中スレートはこれだな!」と落ち着いたので、個人的なおすすめ紹介と無くさないように対策をしたので、ブログ書いておきます。

結論から言うと、水中スレートは「せんせい」を使ってます。

この記事はこんな方に向けて書きました。
・ガイド(インストラクター)だけど、水中スレートのおすすめが知りたい
・水中スレートをよく壊したり無くしたりする
・色んな水中スレートあるけど、それぞれのメリットデメリットまで知りたい

ちなみに僕の経歴として、ガイド歴7年、経験本数3500本+くらいです。
参考になりましたら幸いです。

ダイビング用の水中スレートまとめ(大体おすすめされるやつ)

「そもそも水中スレートって何のために使うの?」
って話ですが、水中でのコミュニケーションや生物の名前、生態の紹介など色んな使い方があります。

まずは、インストラクターがガイドする時によく使っている水中スレートを3つ紹介します。

水中スレート①クエスト

まずはこちら。一番メジャーな「クエスト」。
ガイドじゃなくて一般のダイバーさんも持っていることが多いのはこのタイプですね。

■メリット
・小さいのでBCDのポケットにも入る、かさばらない
・水中スレートとしても、鉛筆を使ってメモする手書きスレートとしても使える
・他のスレートに比べて耐久性が高い(カバーもついてるし)
■デメリット
・書ける面積が小さいので、長文には向かない

水中スレート②ジッキー

続いてはこちら。「ジッキー」

クエストと違って、ダイビング用に開発されたものではありませんが、めちゃ使い勝手よかったんですよね。

一時期愛用していたのですが、大きめのサイズが販売中止になってから使うのをやめました。

■メリット
・小さいタイプと中くらいのタイプと選べた(過去形)
・どちらもかさばらないサイズ感+軽量
■デメリット
・耐久性に欠けるので、対策しておかないとエントリー時にバラバラに壊れることがある

水中スレート③せんせい

最後に「おえかきせんせい」
「せんせい」じゃない似たものまで含めると、たくさん出てきます。
カラフルなものもあれば、白黒ベースのものも。

■メリット
・文章から絵までとにかくたくさん書ける
・他のスレートに比べてスレートそのものの耐久性が高い
■デメリット
・とにかく大きいのでかさばる

ガイド用の水中スレートは「せんせい」を選んだ理由

僕、とにかく水中で色んなことを書きます。

よく言えば「伝えたいことがたくさんある」なのかもしれませんし、悪く言えば「簡潔に伝えるのが苦手」なのかもしれません。

ただ、ハンドシグナルだけよりは、色んなことが伝えられるのは事実。

生物の名前や生態についての豆知識だったり、魚の世界を人間社会に例えて紹介するとほっこりしてもらえたり、安全面での意思疎通ができる安心感にも繋がります。

大きい+かさばるのは仕方ないとしても、それでも使いたいんですよね。

特に奄美大島って、比較的浅い水深のポイントが多くて(10m~20mとか)最大水深が30m超えることってほとんどない。

のんびりゆったりなスタイルなので、生物の暮らしを観察するフィッシュウォッチングにもすごく向いてます。

なので、個人時的に水中スレートは「おえかきせんせい」に落ち着いてます。

逆に個人的にオススメしないのはこういうガイドさんなのかなーと。
・ドリフトダイビングなど流れの強い場所でのダイビングがメイン
・ハンドシグナルだけで十分伝えたいことを伝えられる
・とにかく身軽でいたい、かさばるのは嫌

落としたり無くさないように対策する

元々の用途が水中スレートでないもの(ジッキーとかせんせいとか)は、工夫しないと大体落としたり無くしたりするので、こんな風に対策してみました。

2024年現在、僕が愛用しているダイビングガイド用の「せんせい」は以下。

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■必要なもの
・コイルランヤード(スプリング)
・ニッパ
・固定用バンド
・ナスカンとかスナッピーコイル

まずは100均で、使えそうなスプリングキーホルダーを買ってきました。

ニッパで邪魔な部分(錆びそうなところ)は破壊。
リングは錆びそうな気しますが、そのままペンの付属のヒモと交換。(ステンレスリングあるとGOOD)

ナスカンとかステンレスのフックがあれば、なおよしです。
固定バンド(結束バンド)を使って2重にとめてます。

大きめのステンレスリングがあれば、そのまま持ち手部分に通してしまえば結束バンド要らずでそれもよいかもしれません。

ぐるぐるのスプリング部分も結束バンドで2重にとめてみました。

こちらもステンレスリングで両方通してしまった方が、結束バンドがちぎれる可能性を考えるとよいと思います。

スプリングが短いと、水中スレートの端っこに文字を書くとき少ししんどいので、大きめか長めのスプリングを選ぶと楽チンです。

ちなみに買ってきたこのスプリングは10cm、思いっきり伸ばして30cmくらいになるものです。

「届かないな」ってときは、水中スレートを逆向きにして書くのもアリですが。

これでBCDのDリングに引っ掛けておけば、まぁ無くすことはないし、落としたとしてもすぐ気付くでしょうw

まとめ

沖縄の石垣島でガイドを始めた当初は、来店するゲストの5割以上が外国人の方だったと言うのもあるのか、水中スレート自体、ほぼ使ってませんでした。

ほぼハンドシグナルで済ませてたのですが、今思えばすごい身軽でもあったし、ガイドのスタイルって様々。
現在はこのスタイルに落ち着いてます。

あなたのおすすめの水中スレートはどれですか?
もっと使い勝手いいのあったらぜひ教えてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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